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図書館ではたらく私のささめごと


by straylight

パーティー

わたしはたくさんの人が集まるパーティーを苦手としてますが、今回はいろいろありまして、職場のパーティー兼歓送迎会を主催しました。
多くの人でレストランなどで集まる弊害はやはり、最初に座った場所の近くの人としか話さないというのがあると思います。
それでは結局少人数で集まったのと同じではないか、と思い今回はキッチン付きのレンタルスペースを借りてみました。
食べ物はデリバリーと当日買ったものと、皆に持ち寄ってもらったりして調達。

パーティー_a0037820_2204316.jpg

今回利用したのはnakano fさん。
中野駅から近いし、キッチン付き(もちろん食器などもついています)でした。
準備時間も含めて5時間借りましたが、あっという間でした。
あちこちに連絡したら退職した方も含めて最終的には26人集まって大騒ぎ。
最初の目論見どおり、あちらで座って話して、こちらではカウンターでしゃべって、カウンター内では料理自慢の男性陣が腕をふるってと楽しい時間を過ごせたのではないかと思います。

準備には時間がかかりましたし、当日は職場の友人3人に手伝ってもらいましたし、洗い物などずいぶん皆の手を煩わせてしまいましたが、その分自由に好き勝手に楽しめたのでは。
次は8月半ばの仕事が完全に休みになる頃に同じようにレンタルスペースを使ってのパーティーか、以前から狙っていた高尾山のビアマウントとか考えています。
# by straylight | 2008-06-09 22:16 | 雑談

先ほどはじめて

松下電器とナショナルとパナソニックが同じ会社だと知ったわたしは情報格差の犠牲者でしょうか。
それともたんにどうしょうもない人間だということでしょうか。
しかも困ったことに、明日になったらその三つの名前を忘れる自信が大です。
# by straylight | 2008-06-04 00:36 | 雑談

好きな本【特集】

「考える人」2008年5月号に触発されてなんとなくいまわたしの最も好きな本をリストアップしてみました。
ただし、あまりに古典としてメジャーなものは新鮮味がなくて面白くないので、はずしてあります。
こうしてみると、自分の傾向が見えて楽しいものです。

【表バージョン】

fiction
■グレアム・スウィフト『ウォーターランド』
物語の愉楽。小説を読むという幸せ。

■ドン・デリーロ『アンダーワールド』
20世紀文学の集大成。歴史とは個人史の集合体である。

■コニー・ウィリス『航路』
泣けるエンターテイメント。張り巡らされた伏線がすばらしい。

■高行健 『霊山』
自分を見つめる自分、を見つめる自分、を見つめる自分、を……

■クラフト・エヴィング商會『クラウド・コレクター』、『すぐそこの遠い場所』
デザインと虚構とアイデアの三位一体

■ジェローム・K・ジェローム『ボートの三人男』
ユーモラスなバカ三人組。犬も勘定に入れてあげてください。

■ロレンス・スターン『トリストラム・シャンディ』
筋道のない物語。人情は1.5倍増し(当社比)。

■カール・セーガン『コンタクト』
実は、コンタクトする相手は異星人ではない。

■A・S・バイアット『抱擁』
テクスト批評を小説に。でも、テクストとして残らないものはどうするか?

■ハシェク『兵士シュヴェイクの冒険』
チェコの国民的ヒーロー。白痴なのが玉に瑕。

■リチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫』
あふれる知識と怒涛の展開。

poem
■リルケ 『ドゥイノの悲歌』
神なき宗教心、か?

■茨木のり子
平明な言葉、深遠な意味。

essay
■ローレン・アイズリー『夜の国』
夜を愛するすべての人に。

■チェット・レイモ『夜の魂』
天文学と文学の類まれなる合一。

■岸本佐知子『気になる部分』
笑いすぎ注意。

■菊池信義『樹の花にて』
なぜこんなにもさわやかな文章なのか。

■星野道夫『ノーザンライト』
独立独歩たる人間の美しさ。

戯曲
■デュレンマット『貴婦人故郷に帰る』
最上級の悲劇。

■マーシャ・ノーマン『おやすみ、母さん』
舞台開始から2時間後に娘が自殺する。

others
■アリオスト『狂えるオルランド』
血沸き、肉踊る、中世最高のロマンス。

■リチャード・ドーキンス『虹の解体』
科学を苦手とする人にこそ読んでほしい。「美しさ」は自然の中に。




【裏バージョン】

fiction
■ステファノ・ベンニ『聖女チェレステ団の悪童』
コミックノベルの傑作。

■プリーモ・レーヴィ『今でなければいつ』
理性と感情が相克する瞬間。

■ウラジーミル・ソローキン『愛』
変態小説。グロ注意。

■マーク・Z・ダニエレブスキー『紙葉の家』
ありえないページデザイン。メタメタフィクション。

■ジュリアン・バーンズ『フロベールの鸚鵡』
結局、ボヴァリー夫人の瞳の色は何色なのか?

■ヴェネディクト・エロフェーエフ『酔いどれ列車、モスクワ発ペトゥシキ行』
ロシアの真冬で酔ったら死ぬよ、という訓話。

■イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』
変奏曲、主題は人間。

■レイモン・クノー『文体練習』
昼は、バス。満員のころはさらなり、やうやう乗り込んだデッキぎは、人あまたひしめきて、爪先立ちたる客のほそく詰め合ひたる。

poem
■J・R・ヒメーネス『プラテーロとわたし』
プラテーロはロバ。愛らしいロバ。いつまでも一緒にいたいロバ。

■ヴィスワヴァ・シンボルスカ
詩を読むことは、自分の中のやさしい部分を、他の人のやさしい部分と溶け合わすこと。

essay
■キム・R・スタフォード『すべてがちょうどよいところ』
忘れられたものを思い出すこと。

■アニー・ディラード『ティンカー・クリークのほとりで』
自然を描きつつ、実は描いているのは自己のこと。

others
■ラート・ヴェーグ・イシュトヴァーン『書物の喜劇』
書物に関する喜劇であり、書物という喜劇であり、それを読むわたしという喜劇。
# by straylight | 2008-05-29 01:39 | 本の紹介

鳥麻 @GranSta

鳥麻 @GranSta_a0037820_2244530.jpg

GranStaの鳥料理のお店、鳥麻
この日は休日出勤だったのですが、お昼ぐらいは楽しもうとちょっと贅沢にGranStaでお弁当を買っていきました。

それは、晴れた日で、大学は静かで、雀の鳴き声ばかりが響いていて、構内の教会で結婚式が行われるようで、緊張した趣の年配の方が歩いていたりして気持ちのいい日でした。

このお昼ごはんのためだけにも出勤してよかったと思えるような気持ちになれるごはん。
そぼろごはんって子供向けなんでしょうか?
むしろわたしは、昔は気にも留めなかったこの味が今になって好きになりました。
# by straylight | 2008-05-26 23:03 | GranSta

梅Q @蒲田

梅Q @蒲田_a0037820_14354790.jpg
蒲田駅前にひっそりとたたずむ釜めし屋が梅Q
釜めしは注文してから作り始めるので、最低でも20分はかかる。
それまでは焼き鳥とか漬物を食べつつビールを飲んでまったりと待つ。
焼き鳥もこれまたおいしいのだが、あまりぱくつくとそのあとの釜めしが食べられなくなるので注意(笑)

みんなきっと自分なりの食べ方が決まっていて、ビールを飲んでゆっくり待つ人がいれば、本を読んでいる人もいる。
急いで食べたい人や、飲みつつ騒ぎたい人はほかの店に行く。
ここはそういうお店ではない。

わたしはいつも同じ五目釜めしを注文してしまう……
おなかいっぱい食べたい時は具が増量の特製釜めしにする。
何しろ、おいしいの一言につきる。
こういう料理と時間を贅沢っていうんだと思う。
無愛想な親父さんが渾身をこめてつくる釜めしに手抜きは一切ない。


梅Q @蒲田_a0037820_14485610.jpg

ぜひここではおみそ汁も注文してほしい。
この出汁のおいしさはぜひ味わいたいところ。

雑炊もやっていて、以前風邪をひいて体調が悪かった時に食べたその雑炊のうまさと言ったらとても忘れられるものではない。

手放しでおすすめできるお店。
# by straylight | 2008-05-25 14:58 | たべもの