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図書館ではたらく私のささめごと


by straylight

買ったり、借りたり

買った本
ことばの食卓 武田百合子 筑摩書房(ちくま文庫)
ペンギンの憂鬱 アンドレイ・クルコフ 新潮社(新潮クレストブックス)
ベン・ショットの英国博覧記 ベン・ショット 日経BP社

借りた本
宇宙樹 竹村真一 慶應義塾大学出版会
狂気 ハ・ジン 早川書房
小さな本の数奇な運命 アンドレーア・ケルバーケル 晶文社
スペイン黄金世紀演劇集 牛島信明 編訳 名古屋大学出版会


『ことばの食卓』は食べ物の話が優しい筆致で書かれていそうで愉しみ。
『ペンギンの憂鬱』はジャケ買い(笑)
しかもロシアでペンギンと来ている。これは読む読まないは別として買うしかない。
『ベン・ショットの英国博覧記』はたまたま店頭で見かけて驚いた。
というのも9月30日に紹介したバンクーバーで購入してきた本の翻訳だから。
これもとりあえず買った。
真面目に読むような本じゃないからやっぱり本棚の肥やしか。

『宇宙樹』、本の紹介コーナーでいずれ書くけど、あまり好感の持てない本。
たまに見かける、言葉を弄んでいるような雰囲気が気にくわない。
おまけにポップサイエンスの香りがプンプンする。
『狂気』、とりあえず読みたい本。
『スペイン黄金世紀演劇集』、名古屋大学出版会というのはすごい本をいくつも出している。
決して商業ベースに乗らない本をしっかりと出版していく姿には尊敬の念を抱く。
他には京都大学出版会の西洋古典叢書も素晴らしい。
そうした決して売れない本を買うことをわたしの先生は「浄財」と呼んでいたことを思い出す。
さいきん買わずにいた西洋古典叢書をまた買い集めようかとふと思ったが、そんな余裕もないのでまた今度ね。
あ、『スペイン黄金世紀演劇集』を借りたのは、その中にファナ・イネス・デ・ラ・クルスの作品が入っていたから。
by straylight | 2004-11-04 03:13 | 本についてのこと